プラスティック・メモリーズを一気見した感想

うっ、ぐす、ずずず。

 

ティッシュが足りない。。。

 

 

久しぶりの更新失礼します。

先ほどプラスティックメモリーズを一気に視聴したのですが、

なんというか、CLANNAD、あの花振りに本気で泣きました。

今まで感動する作品や、漫画はたくさん触れてきていたのですが、プラスティックメモリーズはボク的にはかなり上位に食い込むほど好きな作品でした。

見終わったころにはYoutubeでプラスティックメモリーズのMADを漁ったり、まとめサイトの感想を見たりとプラスティックメモリーズマジックにより、ある種の錯乱状態でした。

そして、視聴から3時間経過した今、ようやく落ち着きを取り戻すことができたので、感想を少しだけ書いていきたいと思います。

 

 

プラスティックメモリーズとは

プラスティックメモリーズは2015年4月に放送された…ってWikiか!!

 

これは感想ではないですね(笑)

感想とプラメモを楽しめなかった人の不満点について、ボクなりの解釈を書きたいと思います。

 

 

プラスチックメモリーズを視聴しての感想

プラスティックメモリーズの話の概要

プラスチックメモリーズを見ての率直な感想としては、切なく悲しい物語です。

しかし、この物語はそれだけではなく、その切なさや悲しさと同じくらい喜びや幸福に溢れる物語でした。

プラメモの物語の中心であるアンドロイド、通称「ギフティア」は人工の心であるアルマにより人間と同じような感情や思考を持っているため、人間の生活の中で労働力だけでなく、恋人の代わり、子供や孫、両親や兄妹の代わりに暮らすこともできます。

ただ、一緒にいられる時間、「寿命」はたったの9年4ヵ月(時間換算で81920時間)、それを過ぎるとギフティアの記憶に齟齬が生じ、行動や感情をコントロールすることができなくなり、最終的には人格が消失してしまいます。

それを防ぐためにターミナルサービスの社員がパートナーのギフティアとともに寿命が近くなったギフティアを回収します。

この物語はターミナルサービスに配属された新米社員のツカサとそのパートナーであるギフティアのアイラが中心になって紡がれていくストーリです。

 

プラスティックメモリーズの考察と感想

笑顔のお別れ

主人公のツカサは、初めターミナルサービスの仕事の本質を分かっていません。

というより、仕事の内容はすぐに理解できても、その仕事の過酷さについてまったく理解できておりませんでした。

その為、最初の仕事に向かう際にマニュアルがあるかどうかをアイラに尋ねます。

しかし、アイラはマニュアルみたいなものと言い、自信の日記を渡し、一言、

「この仕事は報われない、思い出を引き裂くのが仕事」とだけツカサに伝えます。

ツカサはその直後に本当の意味でのターミナルサービスの仕事を知ります。

第一話では、ツカサとアイラはおばあさんと共に暮らすギフティアのニーナの回収に向かうも、おばあさんに断られてしまいます。

その後、ニーナの「笑顔で別れたい」という言葉からおばあさんはニーナと別れる決心を付けました。

ツカサはおばあさんを交渉するとき軽はずみに「気持ちは分かります」と答えておりましたが、おそらくこの時点では本当の意味での気持ちまでを汲めていなかったと思います。

本作品はこういった感情の細かな機微が丁寧に描写されており、ニーナの笑顔でお別れしたいという言葉がいかに、人間とギフティアにとって大切なことなのかを痛いほどツカサは実感していきます。

第一話の最後、おばあさんに謝罪をしたツカサは逆に感謝をされます。ここでのおばあさんからの感謝と笑顔での別れというものがとても重要な描写であったことが後に続く話から理解できます。

そういう意味で第一話はプラスティックメモリーズがどんな作品かを見せるにふさわしい、素晴らしい話だったと思います。

 

アイラの気持ち

第2話、第3話でアイラはツカサとは仕事の関係以上を求めないような素振りを魅せ続けます。

足を引っ張ってしまわないように、自信の運動能力を入念にチェックし、ツカサと一緒にいるときは、何か仕事を探すか、ずっと無口でいるかのどちらかです。

ツカサはアイラと仲良くなるために、遊園地に遊びにでかけますが、アイラは仕事以外で一緒にいることに疑問を持ちます。その疑問に対してツカサは「プライベートでもアイラと思い出を作りたい」と言います。

アイラはその瞬間、顔色を変えて先に帰宅してしまいます。

 

この時点では、ツカサはアイラの寿命が残りわずかなことも、アイラとカヅキの過去のトラウマも知りませんでした。

アイラは過去の経験や自分の今置かれている状況から思い出を作ることを嫌い、人からプレゼントを貰うこともしませんでした。

ここでいうアイラの過去の経験というのはカヅキとのトラウマだけでなく、実際に「思いでを引き裂く仕事」の中で人間とギフティアの別れを経験していることから、引き裂かれる思い出であれば持たないほうがいいという気持ちであったのだと考えられます。

その後、ツカサが帰宅するとアイラは一人でたたずんでいました。一人で寂しそうな表情をするアイラにツカサはキーホルダーを手渡し、いらなくなったら捨ててもいいからと、アイラが捨てる選択をしないことを分かっていて、無理やりにでも受け取るように仕向けました。

 

恐らくツカサはこの時点でアイラが本心から思い出を作りたくないわけではないと感じることができたのだと思います。

ツカサの行動にアイラは遊園地から罪悪感を感じ先に帰ったことを謝罪します。その謝罪の言葉を打ち消すようにツカサはアイラにお茶を入れてほしいとお願いします。

アイラはおいしそうにお茶を飲みツカサを見て、困り顔で微笑みます。この表情から頑ななアイラの気持ちが解かされていっていることが分かります。

第二話、第三話は一見すると物語に大きな動きはありませんが、細かな心理描写でアイラとツカサの感情を表現し、今後の二人の関係を示唆した重要な回であったと思います。

 

悲しい別れ

第4話から第5話にかけてギフティアであるマーシャの回収とミチルとカヅキ、アイラの過去話が続きます。

マーシャと一緒に暮らしている男の子、ソウタは、幼い頃に両親を亡くしており、両親の記憶をほとんど覚えておりません。そのため、自分が何者であるか、本当に両親たちは自分を大事にしてくれていたのかという不安と、ずっと一緒にいてくれるという約束を守ってくれないマーシャに対して嘘つきだと強く当たります。

そのせいか、回収同意書も投げやりにサインを書こうとし、ツカサがそれを止めます。

 

このツカサの行動は、この仕事の本質をツカサが理解していることを表現しており、ツカサの成長や感情の変化を仕事のワンシーンで表現しております。

マーシャはソウタが母親に愛されていたということを証明するためにソウタの誕生日会を計画し、ツカサ、アイラ、ミチル、ザックと共にソウタをお祝いします。

ソウタは過去に両親が自分の誕生日を祝ってくれたことを思い出し、マーシャに嘘つきだと、きつく当たったことを謝罪し、笑顔で別れることを望みます。

 

第4話では後につながる重要なシーンが散りばめられています。

アイラとカヅキがパートナーを解消するシーンで、カヅキがアイラに「アイラと組んだ思い出は忘れないけれど、もうアイラとは組まない。それがお互いの為だろう」という発言。

アイラが言った「ソウタは本当にこれで幸せなの」という発言。

カヅキがアイラに言ったお互いの為というのは、ミチルとギフティアである父親の凄惨な別れを見て、情を持ちすぎると別れられなくなることや、別れる間際にアイラがすでに調子が優れないことから自分の生を全うしてほしいという気持ちが表れていた。

しかしアイラにとってはそれは決して幸せなものではなく、自分の存在意義すらわからなくなってしまうほどの出来事であった。その気持ちの描写が、アイラの仕事を率先してやろうとする姿や、運動の能力テストを意地になってやり続ける姿、仕事以外では思い出を作らないようにするが、実際はそれを幸せなこととは思っていないという行動や表情などで表現されている。後の話でもそれは分かりやすく描写されており、今回のアイラが言ったソウタは本当にこれで幸せなの?(悲しい思い出のままマーシャと別れて幸せなの?)という発言にもアイラ自身の心情が投影されている。

第5話では、闇業者に連れていかれたマーシャが記憶を無くして暴走し、最終的に家族であるソウタを殺そうとしたことから、最終的にツカサがマーシャのOSを破壊するという選択を取る。

 

ツカサはソウタにマーシャを必ず連れ戻すと約束したにも関わらず、約束が守れなかった。

後日ソウタに謝罪をしに行くも、ニーナのおばあさんの時のように感謝はされず、ソウタに責められてしまいます。

この時、アイラが言っていた「思い出を引き裂く仕事」というのをツカサは理解することができたのだと思います。

 

同時にツカサは、皮肉にもソウタとの約束を果たせなかったことで、悲しい別れについて知ることができ、その後、アイラの寿命が残り一ヵ月と知っても、カヅキとは違う、一緒に最後までいるという選択をできたのだと思います。

 

幸せの所在

アイラの寿命を知ってからツカサはアイラとたくさんの楽しい思い出をできるだけ残したいと思い、デートに誘い、アイラに告白をします。

アイラは突然の告白だったため断ってしまい、その後ツカサとどう接したらいいかわからなくなり、ツカサと距離を置いてしまいます。

 

この時点ではアイラとツカサには気持ちの差が生まれてしまいます。ツカサはソウタとマーシャの一件を経て、笑顔で別れられるためにはどうすればいいかを理解することができました。

しかし、アイラにとってソウタとマーシャの一件は過去のカヅキとの一件を思い出すきっかけになってしまい、ツカサが自分のことを好きなのであればパートナーを解消したほうがいいと思うようになります。

それを知ったカヅキは、過去の一件を引きづっていることを察し、アイラと一時的にパートナーを組み、仕事をするようにします。

 

そのアイラの最後の回収対象はマフィアのボスに仕えるサラはボディーガードとして使用されていたギフティアでした。

寿命の近いサラに対してマフィアのボスは、最後に自由に好きなことをさせてやりたいからと、アイラに遊び相手になってくれと依頼をします。

しかし、アイラは「好きな人と一緒にいることが一番嬉しいことなので」と言い、ボスも一緒に遊ぶことを提案します。

 

その気持ちに気が付かせるためにこのタイミングでカヅキはアイラを一時的にパートナーとした。

そして、カヅキ本人の口から過去の自分たちの選んだ決断は間違っていたということも伝えるために。

この時点で、アイラが始めたターミナルサービスの仕事の思い出を少しでも引き裂かない済むやり方を、カヅキがアイラとパートナーを解消してから、積極的に取り入れていった理由が分かったような気がします。

カヅキはアイラに少しでも楽しい思い出をギリギリまで作ってほしい、悲しい別れのままアイラに眠ってほしくないという気持ちから、ターミナルサービスの非効率と言われてしまうやり方を前向きに取り組んでいたのだろう。

その気持ちの中には、アイラに対する親心、もっというなら引け目などもあったかもしれないが、アイラに対する気持ちが大きなモチベーションになっていたのだと考えられます。

 

アイラはカヅキとの話により、カヅキとパートナーを解消した時の気持ちと、自分がいなくなった後、ツカサがどんな悲しい気持ちになるのかを考え、それがとても辛く苦しいことだと感じ、ツカサと恋人になり、最後まで一緒にいることを選びます。

ここでのアイラの言葉で『ツカサに私がここにいたことを覚えていてほしい。最後まで』

この言葉こそがこの作品の全てだと思います。

本当の意味でこの瞬間ツカサとアイラはパートナーとなれたのだと思います。

 

大切な人といつかまた巡り合えますように

第一話の冒頭で、ツカサがエレベータで泣いているアイラに会う前に、もし自分の命の時間が予め決まっていたとしたらと話すシーンがありました。

ツカサとアイラはその最後の時間を大切な人と過ごすため、恋人になったこと以外は今まで通りに過ごすことに決めました。

ターミナルサービスのメンバーが休暇を取って遊びに行くことを進めますが、アイラにとってはターミナルサービスの仲間も大切な人達だからと、その気遣いをありがたく思いながらも皆と一緒に過ごしたいと言いました。

その後、ツカサがカヅキに新しい仕事を貰いに行くと、次の回収対象がアイラであることが分かります。

回収同意書というのはおそらく「リビングウイル」や「尊厳死の宣言書」に近いものだと思います。

回収対象者から渡されるわけではないので、まったく同じものではありませんが、だからこそ、サインをする人間は

回収対象が仮にどうにかしてでも生き続けたいという思いがあったとしても、暴走させ、化け物にさせるわけにはいかないため、パートナーが責任をもって停止させなければならないのです。

ギフティアの回収同意書で難しいのは、ギフティアがまだ元気な状態なのにも関わらず回収しなければいけないところです。

本来人間であれば、病気や大怪我による死の間際は辛そうにしているのを見ることが辛いという親族の思い、そして、当事者の思いが噛み合って受け入れられるものです。

しかし、ギフティアの回収時はパートナーからしたら、まだ元気なんだからもう少し、記憶を忘れだしてから回収でもいいだろう、と考える人もいると思います。

大切な人だからこそ少しでも一緒にいたいと考えるのが自然です。

ですが、正常稼働時間は決まっており、それを過ぎるとどのように暴走するかは分かりません。

その為、半ば強引にでも回収を進めなければ、人の死にもつながりかねないからです。

暴走したギフティアには人権などはなくただの化け物と同じような扱いになります。

もうパートナーの知っているギフティアではなくなります。

その事件が話の中でもあったミチルの父親の事件です。

ギフティアが人である間に、人のまま、一生を終えさせてあげる責任をパートナーが持っているのです。

 

回収同意書を渡された後、ツカサは悩みます。アイラの本当の気持ちは、ずっとここにいたいと思っている。体の執拗なチェックもそのアイラの気持ちの一端である。しかし、それとは別に現実を少しづつ受け入れ、アイラが少しづつ終活(人生の終わりのための活動)を始めている。

そんな姿を見せられたらどうすることが正しいのかなんでわからなくなります。

ハーブの育て方をツカサに教えているシーンで、ツカサの心情がうかがえました。

アイラがなぜハーブを育て始めたのかを聞くと、アイラは「ターミナルサービスの皆がアイラのお茶を美味しいと言って飲んでくれると、私はまだここにいて良いんだって思える」とツカサに話す。

そして、最後にアイラの少しの本音が漏れる。「もっと色々育ててみたかったな」

ツカサはその言葉に対して何も答えられません。

 

 

その後ツカサはアイラに回収同意書を渡されたこと、自分がアイラの回収同意書にサインすることを伝えると、アイラは、ツカサにサインしてほしいと言われ、ツカサは溜め込んでいた本音を吐き始める。

アイラと一緒にいるために二人で遠くのどこかへ逃げること、二人で誰にも何も告げずにいなくなるにはどうすればいいんだろうと。

アイラをそんなツカサを抱きしめ、「辛い思いさせちゃってるね」とツカサの耳元で優しく囁きます。

ツカサはそんなアイラの言葉を聞いて、覚悟をし、回収同意書にサインをします。

ここでのツカサの気持ちは、恐らく、怖がりなアイラが覚悟を決めているのに、本来であれば自分が覚悟を決めて、アイラを支えなければいけないのに逆に支えられてしまったという情けない自分との決別だったのだと思います。

 

そして、ツカサとアイラの最後の仕事である、サラの回収に向かいます。

サラを回収するとき、いつものようにアイラがサラの耳元で何かを囁きます。

これは12話の最後で分かるのですが、アイラから回収されるギフティアに向けてのメッセージでした。

全話見てから考えると、このメッセージは同じギフティアであるアイラの願いだったのかもしれませんね。

 

その後、ツカサがアイラに、「終わったね」というと、アイラは、「あと一つ残ってるよ」とツカサの手を強く握ります。

もしかすると、ツカサの終わったねという発言はツカサの願いだったのかもしれません。

この仕事で終わりにしてほしい。アイラを回収したくないという。

恐らく、今後ツカサがアイラ以外のギフティアと恋をする可能性が低いことから、ツカサにとって、

最初で最後の一番過酷な回収の仕事になることを遠回しに表現していると思います。

 

ツカサの携帯に連絡が入り、ツカサとアイラの最後の仕事を一区切りとして、お疲れ様会を開くと連絡がきます。

事務所に戻ると、ツカサとアイラをターミナルサービスのメンバー全員で優しく出迎えてくれます。

 

話を聞くと、この会をセッティングしたのはミチルと分かります。

ミチルは自分の父親との辛い過去もあり、一番ツカサとアイラの気持ちが分かっていたのかもしれません。

そんな二人に少しでも楽しい思い出を残してほしいというミチルの優しさがこの会に繋がったのだと思います。

ツカサはそんなミチルに感謝を言うと、ミチルは恥ずかしそうします。

それを見て、ツカサは笑ってしまいます。アイラはその笑顔を見ると安心したような表情をしました。

 

このツカサの笑顔は、おそらく、二つの意味が含まれていたのだと思います。

1つは、悲しさを我慢していない、本当の笑顔。

2つ目は大切な人に向けた笑顔。

このツカサの笑顔はアイラに向ける笑顔と同じ笑顔なのだと思います。

その笑顔を見て、アイラはツカサは私がいなくなっても大丈夫だと感じたのだと思います。

 

お疲れ様会の帰り道、アイラは言います。「私ね、あそこで働けて良かった。みんなと会えてよかった」

「今は楽しい事や嬉しいことが多すぎて日記に書き尽くせないくらい。それも全部ツカサのおかげだよ」と。

この言葉の後に、ツカサはふと思い出したかのように、アイラが回収時にギフティアになんと言っているのかを訪ねます。

アイラはいつも最後に言っていた言葉は、

『大切な人といつかまた巡り合えますように』

 

この言葉の後ツカサは何も答えずエンドロールに入ります。

この辺の演出は正直センスの塊だと感じました。

12話はアイラにとって大切な人たちを再確認し、最後に楽しい思い出をくれたのはツカサのおかげなんだというアイラの気持ちを描写した話だったのだと思います。

プラスティックメモリーズは、丁寧にキャラクターの表情、動き、セリフ、演出などで心情を表すのがとても上手い作品だとつくづく感じました。

 

そして、最終回、13話で二人は最後の一日を迎えます。

最後の一日は、部屋の掃除をして、アイラが皆に手紙を渡しに事務所に行って、ハーブに水をあげてと、お別れのための最後の準備が着々と進められます。

事務所では、カヅキ以外には誰もいません。

カヅキとアイラは最後の挨拶を交わします。

カヅキがアイラの社員証を取ると、アイラは潔く諦めます。その諦めの良さにカヅキは疑問を持ちます。

恐らくここで疑問を持ったのは、アイラから一度社員証を取ったことがあるのだと思います。恐らく過去の事件の後。

その時、アイラは仕事を取られる=自分の存在価値がないと感じたんだと思います。

しかし、あとアイラのセリフからアイラの気持ちの変化が分かります。

「私、ここで働くことができてよかった」

「辛いこともあったけどそれ以上に嬉しいこといっぱいあったので」

この言葉から、アイラの存在はここにいるみんなの思い出に残ること、アイラにとって大切なツカサやターミナルサービスのみんなといられたことが幸せだったように、みんなにこれだけ愛されているアイラはみんなにとっての大切な存在であり、そんなアイラにもまた、存在した意味があったんだということを。

そういった心境が、アイラとカヅキのやり取りに含まれていたのだと思います。

 

その後、実際に事務所の外にはアイラを見送るために待機していたメンバーがいました。

実際にはアイラに気を使わせてしまうと会うことはしないのですが、それだけアイラがみんなから愛されていたということを意味している重要な描写だったと思います。

 

事務所を後にした二人は思い出の場所である、遊園地に向かいます。

この作品を代表するスポットはこの遊園地だと思います。

二回目の遊園地の時に、アイラがベンチに座って人々を眺めるのが好きな理由を語りました。

「日が暮れるまでベンチでいろんな人の笑顔を眺めていた。不安と全部忘れて、あったかい気持ちになれた」

「来なくなった理由は、遊園地に来ると、嬉しいこととか、悲しいこととかいろんな感情が溢れてきちゃう」

これは遊園地という場所がアイラにとっては思い出を集約した場所なのだと思います。

13話でそれが明らかになります。

夜になり、観覧車に乗る前に、ベンチの前でツカサと話をします。

アイラが遊園地で人の笑顔をみたい理由。二回目のデートの時はその話を寂しそうにしましたが、今回この話をするアイラの表情は満足そうに、楽しかった思い出を思い返すような声音で話します。

「お昼と夕方と夜とでそれぞれ表情が違う。お昼はみんなワクワク、きらきらした笑顔。それが夕方頃になると少しずつソワソワした気持ちになってきて、夜になると少し寂しそう。でもね、寂しそうだけとっても満ち足りた顔をしている人が多いの」

『楽しかった思い出はちゃんと持って帰れるから』

この言葉には、思い出があればその人はいなくならないということを表しているのだと思います。

このシーンを見たとき、ふとワンピースのヒルルクの言葉を思い出しました。

「人はいつ死ぬと思う?・・・人に忘れられた時さ」

この言葉にもあるように、忘れられなければ記憶の中に生き続けるということをアイラは遊園地という場所で最後にツカサに伝えたかったのだと思います。

アイラにとっての遊園地は『思い出が生まれる場所』なのです。

そしてこの話の中での思い出は、存在した証なのだと思います。

ここでわかったのは、ターミナルサービスの仕事は、思い出を引き裂くのではなく、

大切な思い出が壊れないように、思い出をギフティアのパートナーに還す仕事なのだと思いました。

大切な思い出がパートナーに還ることで、思い出を思い返す度に大切なその人に巡り合えるということを意味していたと私は解釈しました。

その為、アイラはギフティアを回収する際に、『大切な人といつかまた巡り合えますように』と伝えていたのだと思います。

 

そして、二人の最後を告げるように、閉演時間のアナウンスが流れます。

アナウンスには、またお越しくださいというワードが含まれていますが、二人にはまたが来ないことを意味しているのでしょう。こういった演出もクライマックスに向けての緊迫感を助長しています。

アイラは最後に二人だけで観覧車に乗りたいと言います。

観覧車に乗ると、アイラからツカサに話かけ続けます。

出会ってからあっという間だったこと。もっとツカサと楽しい時間を過ごしたかったこと。

ツカサのこれからのこと。

それに対してツカサは返事を返すの精いっぱいでした。

このシーンは、ツカサとアイラの同棲開始の頃とは逆転していますね。

ツカサがアイラに話しかけてもアイラは答えなかった。恐らく、同棲時のアイラの心境にツカサはなっているのだと思いました。

 

アイラの言葉の中に、一つアイラの複雑な気持ちを表す言葉がありました。

「ツカサにも何年かしたら新しい恋人ができてるかもしれないね」

「ごめんなさい。今のはイジワルだった」

 

この言葉には、ツカサを大好きなアイラの切ない気持ちが表されておりました。

アイラにとってツカサとこれからも一緒にいたいけれどいられない気持ちがここまでの会話で表現されていたのだと思います。

ここでのアイラはツカサの為に、ツカサのように無理やり笑顔を作って会話をしているように見えました。

この時にアイラはツカサが相手のことを考えて、頑張って笑顔を作っていたのだと分かったのだと思います。

そんなツカサの人を思いやる優しい笑顔が好きだとアイラは感じたのだと思います。

 

『辛いのに泣くのを我慢して頑張って笑おうとするところ』

 

『そんな笑顔が素敵なところ。でも、ちょっと心配かな』

この好きなところをお互い言い合うシーンですね。

ここでツカサの笑顔が好きだとアイラは言います。同時に少しだけ心配だということも。

アイラが12話でツカサがミチルと笑顔で話しているシーンをみて安心していたのは、ツカサの溜め込んだ気持ちを解放できる場所があることに安心していたのかもしれません。

 

そして観覧車は頂上につきます。

 

『幸せだったよ』

『私、とっても幸せだった』

『そろそろ、夢の時間は終わりなので』

 

『最後の場所はここがいい。観覧車が一周する前に…ね』

 

『泣き顔はじめて見せてくれたね。ずっと我慢してきたんだもんね』

『ツカサは我慢しちゃう人なので』

 

『ありがとう。私の為に泣いてくれてありがとう』

 

そして、最後にツカサからアイラへいつもアイラが口にしていた言葉を送ります。

 

『大切な人といつかまた巡り合えますように』

『…うん』

 

アイラはその言葉を聞いて、我慢していた涙を流します。

そして、光に包まれ、ツカサの腕の中でアイラは静かに眠りにつきました。

 

観覧車を降りると、アイラの好きなベンチでカヅキが二人を待っていました。

そして、アイラの手に社員証を渡します。

細かいシーンですが、これはカヅキがアイラがこれからもずっとターミナルサービスのメンバーの一員だということを意味しているシーンだと思います。

 

そして、ツカサに一言

『最後までよく頑張ったな』

 

ツカサはこの言葉で泣き崩れてしまいます。

アイラに悲しい顔を見せまいと、観覧車では笑顔で別れる為に気を張り続けていたことが分かりました。

 

そして、最後にアイラからの手紙が流れます。

『私はね、ターミナルサービスは思い出を引き裂くのが仕事で決して報われない、感謝される資格もないんだって思ってた』

『それなのに私にありがとうって言ってくれる人が結構いて不思議だったんだけど』

『いざ自分が最後を迎えることになった時にようやく分かった気がする』

『だって第一ターミナルサービスの皆は泣きたくなるくらい優しくて、素敵な人たちなので』

『一生懸命私に向き合ってくれるので、自然に感謝の言葉が出ちゃうの』

『そんな皆と一緒にここで働けてよかった』

『ターミナルサービスで仕事をできたことを誇りに思います』

『カヅキ 貴女と六年間組めたことも私にとっても大切な思い出だよ』

『ツカサ 最後に貴方と会えてよかった』

『ありがとう』

『みんなにも、ありがとう』

 

最後まで見て、なぜアイラが最後の場所に観覧車を選んだかははっきりと明言はされていませんが、おそらく、アイラの大切な場所である第一ターミナルサービスが見える場所で、大切な人と二人きりで最後を迎えたかったのだと思いました。

プラスティックメモリーズという作品が伝えたかったことは、化学技術により、AIが進化することで現実でこういう出来事が起こるということでもなければ、SFテイストの大恋愛でもありません。

この作品が伝えたかったことは、人生という限られた時間の中で、大切な人とどのように過ごすのかということ、また、人にはそれぞれ大切な人がいて、反対に大切に思ってくれる人がいて、そのお互いにとって、それぞれの存在には意味がある。存在してはいけない人なんていないということをこの作品から伝えたかったのだと思いました。

確かに辛いことや悲しいことは人生を通して幾度となく訪れると思います。

しかし、その瞬間の気持ちだけで行動するのではなく、楽しかった思い出、自分の周りにいる大切な人を思い出して、限られた時間を全力で生き続けて行かなければいけないことをこの作品を通して改めて思いました。

最初は、記憶をコピーすればアイラは生き続けられるのではとも思いましたが、そういうことではなく、コピーできない、やり直しすることができない日々だからこそ、戻ってこない今を全力で生きてほしいというメッセージが込められていた思います。

決められた人生の中でもう一度自分の生き方について改めてみようと思わせてくれた素晴らしい作品でした。

 

疑問点、不満点として挙げられる部分に対する解釈

前提として、全てあくまでもボクの解釈ですが、書いていきたいと思います。

なぜ、ギフティアという設定にしたのか?

これについては、ボク自身疑問に思っていました。

別に人間でもいいんじゃない?とか、

心を作れる技術があるのに、記憶をコピーできないというのはおかしいとか。

確かにその疑問は分かります。

ボクの解釈としては、『存在意義』というテーマをより際立たせるためにもアンドロイドである必要があったのだと思います。

最初、心を開いていないアイラは、仕事以外でツカサと関わろうとはしませんでした。

そして、何かと足を引っ張ることや役に立てないことに歯がゆさのよな感情を見せました。

その一つのシーンに、

『私は遊ぶために作られたわけではありません』といったような発言をします。

これは、ギフティアはそれぞれ役割があり作られたのであり、人間のように自然に生まれるものでは無いことを意味しています。

そんなギフティアのアイラにとっては、役に立たなくなったら自身が生まれた意味はない。存在している意味はないと不安に感じていたのだと思います。

そんなアイラがツカサやターミナルサービスの心に触れて、存在意義などなくてもここにいて良いんだと考える心情の動きなどを見るのもこの作品の魅力の一つであり、確かに最初は役割をもって生まれてきたけれど、人とギフティアが触れることで、役割といった小さな括りなど必要なくなり、大切な人はただ傍にいてくれればそれで幸せなのだと伝えたかったのだと思いました。

その為にはアンドロイドという、役割をもって生まれてきた存在である必要があったのだと思います。

記憶のコピーができないことについては、パソコンのCPUが壊れた際にそれと全く同じもの(製造番号レベルまで同じもの)には代えられないのと一緒だと思います。

CPUが壊れた場合、『別のほぼ同じ機能を持った』CPUに対して、アイラの記憶を持たせることはできるのだと思います。

ですが、それはアイラの記憶を持った別のほぼ同じ誰かであり、アイラ自身ではないのだと思います。

パソコンで表現するならば、外装=アイラの肉体、CPU=アイラの脳、OS=アイラの記憶なのだと思います。

記憶を司る脳はやはりツカサたちの知るアイラとは違う為、アイラの記憶を持ったとしてもアイラのような性格にはならないのではないかと思いました。

と、ちょっと強引に解釈しました(笑)

※実際のところOSが脳にあたるみたいですが、ボクの解釈ではOSを司る部分があると思い、ここではCPUとしています。

 

なぜ、マフィアのボスのギフティアが最後の回収対象だったのか?

これについても、生まれた理由、存在価値がテーマになっていると感じました。

アイラは最後の仕事として、マフィアのボスのボディーガードであるサラを回収する仕事を請け負いました。

別にアイラがパートナー同士の絆を知るためにということであれば、マフィアのボスなどと言った世界観を濁すような設定は必要ないだろうと考える人は多いかと思います。

確かに、マフィアのボスでなくてもよかったと思います。しかし、極端な役割を持った回収対象でなければいけませんでした。

恐らく、ボディーガードとして、マフィアの一員として買われたサラは、買われた当時はマフィアのボスの壁であり、それ以外の存在価値は無かったと思います。

ですが、最後にマフィアのボスは、サラに人並みの暮らしをさせてやれなかった。せめて最後くらいはこの子の好きなことをさせてあげたいと言いました。

この言葉にはどう見ても大切な人に向けた気持ちが含まれておりました。

ここで制作側が意図したのは、

一つは、大切な人と一緒に過ごすことの意味をアイラに認識させるため。これは話の中でもカヅキがアイラに話しています。

二つ目は、マフィアのボスという存在でもギフティアと一緒にいた思い出があり、その思い出がサラというギフティアの存在価値になっていて、ただのボディーガードではなく、傍にいてほしい大切な人になっていることを示していたのだと思います。

多分初めは物として買われたサラが、時と共に大切な人に変わっていることを『分かりやすく』表したかったのだと思いました。

 

なぜマーシャは充電が切れなかったのか?

これは単純に、闇業者のところにも充電機があったのだと思います。

また、アイラのギャグシーンで充電が一晩で切れたため、仕事では使い物にならないと突っ込みを入れている方もいましたが、これはおそらく、USBケーブルなどで充電ができ、デスクや車などに装着されているのではないかと思います。

どちらにしても、尺の都合で描写されていないだけであって、特に気にする部分でもないように感じました。

 

なぜ寿命が短いのか?

これは家電製品などの経年劣化と同じかと思います。

使っていくうちにガタが来て劣化していくため、寿命自体も大体で換算されているのだと思います。

車の走行距離で乗り換えが必要になるのにも似ていると思います。

技術力がどんなに上がっても必ず寿命というのは自然の摂理でどんなものにも訪れます。

ただ、その寿命を人間と同じように設定してしまえば、限られた時間の重要性が薄れてしまいます。

その為にも舞台措置にはなりますが、寿命は短い必要があったのだと思います。

もう一つは、よくある話ですが、企業側が利益を上げるために買い替え時期を予め…。とかは考えたくもないので、

ここで寿命に突っ込むのは野暮なことだと思います。

 

なぜ暴走するギフティアに安全装置を取り付けないのか?

安全装置自体を取り付けるキャパシティがないのかもしれません。

そもそも、現実の人間社会にある車なども普及はしていますが、事故などは完全に防がれておりません。

車も一つ間違えれば、人間の手によってですが暴走してしまうものになります。

作中でもギフティアが回収されるシーンで拒んでいるのは人間側であり、ギフティアは強く説得はしていませんが、回収されることを受け入れて、パートナーを諭しています。

普通にギフティアを使用して、普通に回収日にパートナーの人間がサインして、回収してもらえれば何一つ問題は起こらないものになっております。

おそらくそういった説明も、ギフティアを購入する際に念入りにされていると思います。

法律でもギフティアの耐用年数までと期限が定められているほどです。約束事さえ守れば、問題のないものなのです。

なので、安全装置が取り付けられていないギフティアが普及しているというのも何ら不自然なことではないと思います。

その為、情が移り約束事を守れなくなってしまった所有者に寄り添う第一ターミナルサービスのやり方は本部から良い目では見られなかったのだと思います。

 

別れるとき、指輪を右手の中指に着ける理由

調べたところ、まず中指に指輪をはめることの意味として、

人に憎まれたり、恨まれたりして起こる良くない出来事を止める力があり、中指に着ける指輪には終わってしまったことを再度復活させる力がある。 

そして右手の中指にはめる理由は、

邪気などから自身の身を守る力強い指でもあり、自分の思うままに行動したい時やパワーが欲しい時につける指。 

上記の理由から、停止するギフティアが思う大切な人ともう一度再会できるように、という願いを込めて右手の中指に着けてあげているのかと思います。

作品内ではアイラとツカサにしか指輪を着けてあげるシーンがないため、おそらく二人がつけるときは、そういった思いを込めて着けてあげているのかもしれませんね。

 

なぜ本部が第一ターミナルサービスに対して緩和的だったか

これについては、影のMVPが頑張ってくれていたからだと思っています。

第一ターミナルサービスの影のMVPというと、ぱっと浮かぶのはヤスタカが浮かぶと思います。

 

いいえ違います。

 

影のMVPは我らが課長のこの人!!(やば名前忘れた…)

 

 

 

山野辺タカオ課長、この人に他なりません!!

 

おそらく、このお方が本部に兼ね合って水際で食い止めてくれていたのでしょう。

今後も第一ターミナルサービスをよろしくお願いします!!課長!!!!

 

最後に

作品最終話のCパートで、ツカサが新しいギフティアのパートナーを組むシーンがあります。

この予想として、アイラなのか、別のギフティアなのかと様々な考察があります。

ボクとしては、体はアイラだけど、中身は別の子が来たのだと考えております。

その理由は、ボクの感想ではあまり触れなかったのですが、エルとアンディ(元オリヴィア)の回で、エルがツカサへ言ったセリフで、「もうお祭りには来ない、お祭りはオリヴィアとの思いでに溢れているから。次はアンディとの思い出を作りに別の場所に行く」といったセリフがありました。

このエルのセリフやOSの入れ替えをお願いする使用者がいるシーンからもアイラを再利用している可能性があると考えられます。

ただ、恋愛対象としてはツカサがそのギフティアを愛することはないと思います。

最終話の観覧車の中でツカサがアイラの好きなところを言ったとき、

『すぐ転ぶところ』、『怖がりなところ』など性格の面を言い、そして『背が低い』と少しからかって、アイラがけなされている少し不満そうな素振りを見せると、『好きなところだよ。ちゃんと』とツカサは言いました。

このツカサの発言からも、アイラという存在を愛していたと考えられます。

その為、アイラと外見が同じでも、中身が違うアイラを愛することはないと考えられます。

というか、それだと一番最初のアイラが報われないから二番目以降を好きになるのはやめてほしいというボクの願望込みの考察です(笑)

 

蛇足

ツカサの今後の恋愛事情については凄く気になるところですが、おそらく視聴者全員一致でミチルと上手くいくのではないかと思います。

アイラがミチルとツカサのやり取りをみてほほ笑む描写により、アイラ公認とも取れますし、最終話Cパートで、ミチルの髪型がツインテールになっていて、アイラを少し意識しているようにも見えました。

過去の描写や、最後のミチルの髪型などから、ミチルがある程度ツカサに対して好意を抱いていることも予測できるため、おそらくツカサとミチルは今後そういう関係になるのではと考えております。

アイラ以外は認めない!というファンの方には申し訳ございませんが、あくまでもボクの予想ですのでご容赦ください。

 

ホントの最後ですが、ボクは人が死ぬことで泣かせに来る作品が苦手でした。

そのため、ファンの方には申し訳ありませんが、四月は君の嘘は、漫画は最後まで読んだのですが、アニメは辛くて最終話一歩手前でやめてしまいました。かをりちゃんの生存ルートであれば円盤を購入しようと考えていたほど途中までははまりまくっていました。

なので、今回のプラスティックメモリーズも辛くて見ることができないと思っていましたが、途中で病気と闘う辛い描写などがなかったため、最後まで見ることができました。

結論、病気と闘った末に悲しい結末を迎える内容が苦手ということを教えてくれたありがたい作品でした。

創作なのだから、病気と闘った末に報われてほしい。でないと、もし病気の人が心の支えで読んでいたとしたら辛すぎるじゃないですか(泣)

というわけで、生き方という大きなテーマから、ボクのアニメの好きな内容までを教えてくれたプラスティックメモリーズにはとても感謝しており、出会えてよかった作品でした。

(これからはなるべく高評価者の意見を信じるようにしよう)

 

 

 

 

大切な作品といつかまた巡り合えますように

 

 

以上!!