【転職】ゲーム業界 未経験者採用の現実
こんばんは!
最近仕事関係でいろいろありまして、更新があまりできておりませんでした。
まあ、長々と書くことでもないので、何があったのか担当直入に言うと、
試用期間の1ヵ月で会社を実質解雇になりました!!
最近ボクは念願叶い未経験者という圧倒的無謀な職歴から、契約社員としてゲーム業界に転職することができました。
ゲーム業界と言えばアニメ好きな人のイメージでは「今日も一日頑張るぞい!」を筆頭にキュートな女の子がわちゃわちゃとほほえましく仕事をしている風景を思い浮かべるかもしれませんね。(まあさすがにそれはないか)
※理想
まあ言うまでもなくそんな幻想は上条さんの右手なんて必要ないくらい当たり前に打ち砕かれ、働いていた1ヵ月の間職場で女性をほとんど見ませんでした。
※現実
とまあ、そう言った現実は見つつもなんだかんだゲームの仕事は楽しく、時間も忘れて仕事やゲーム開発の勉強に没頭しておりました。
そしてちょうど3週間がたったころ、言い渡されました。
社長「君現状戦力外なんだよね。うちは戦力外雇っている余裕ないからどうしよっか?」
ボク「はい?」
社長「いやだから、こういう状況で君がいるのも精神的キツイと思うし、うちも君も幸せになれないと思うんだよね。どうしよっか?」
とその後2,3回に分けた面談という名の押し問答があり、ボクは解雇通告を受け入れ転職までの間バイト扱いとなりました。
とまあここまではぶっちゃけ前置きです!!
ボクがなんで辞めたとか会社がどうとか書きたいわけではないのです。
この記事の本題は以下になります!!
ゲーム業界、またはクリエイティブ系の業界に転職する未経験者に向けて失敗しないためのポイント!!
ではさっそくボクの経験談を元に少しでも参考にしていただければという思いで書いていきたいと思います。
転職活動時の会社の見るべきポイント
未経験者採用 or 業界未経験者採用
転職活動をされている方であればおそらく必ず、転職エージェントを使っているかと思います。
その中で未経験者の方が必ず意識して確認する点の一つがこの未経験者採用という部分になるかと思います。
おそらく未経験者で転職エージェントとかに相談をすると、内定獲得のためにこういった採用をしているところは片っ端から応募しなさいと教えられると思います。
正直それ自体は全くもってその通りであり、受からなければ始まらないというのも事実です。
ですが、受けるときに必ず2つだけ確認をしてください。この2つを確認するだけでボクの体感では面接まで行ける企業を増やし、かつ、志望動機や職務経歴書など、多大な時間をかけてつくったけど無駄になるということを未然に少しでも防ぐことができると思います。
1つ目、全くの未経験であれば、未経験者採用が記載されていることを確認
これはよく勘違いされがちな部分だと思うのですが(ボクだけかもしれませんが)、未経験者採用と業界未経験者採用はどちらも未経験者が応募してもいいものという勘違いです。
もちろん応募は自由なのですが、まずはっきり言います。業界未経験者採用は全くの未経験者を採用はしておりません。
少し考えればわかることなのですが、業界未経験者というのはあくまでその業界が未経験なのであり、業種自体は経験しているという前提で記載されております。
例えばゲーム業界でよくあるケースだと、業界未経験者募集(他業界で企画経験有、開発経験有)というケースです。
これを間違って受け取ってしまい、開発経験はほとんどないし企画経験もほとんどないけど、未経験でOKなら受けてみよう!!
はいこれは残念ながら間違いなく落ちます。
このように、業界未経験者採用というのはあくまで「業界」であり「業種」ではないことを理解しておかなければなりません。逆に言えば、少しでも業種に精通している部分があればそれを全面的に押し出せば面接につながりやすくなります。
2つ目、未経験者採用を確認したら、次は求める人材を確認
求める人材というのはその言葉の通り、その会社が採用したいと考えている人材のことです。
ここでも稀に落とし穴が存在していたりします。
未経験者採用を確認し応募しても問題ないと思ったら、求める人材の項目に、業界未経験者歓迎、実務未経験者歓迎というワードが入っているケースがあります。
この場合は、全くの未経験者は歓迎されていないケースがあります。
業界未経験者は1つ目の説明の通りなのですが、ここでもう1つよく上がるワードに実務未経験者という文言があります。
これは一見すれば、実務未経験でもいいなら大丈夫と思えなくもないですが、裏の意味としては、独学で勉強していたり、学生時代勉強している、趣味で経験していたことがあるなど、仕事外での経験値があればそれも評価の要素に含みますという意味になります。
その為、ここで見るべき部分は、実務未経験、業界未経験以外にも、第二新卒歓迎、未経験者歓迎、未経験者でもやる気を考慮しますなどの内容があるかを必ず確認するようにしましょう。
3つ目というほどではないのですが、余裕があれば会社選びの材料にすべき点
契約社員採用か正社員採用かどうか。
正直ボクの意見では、未経験者でやりたいことがあって、どうしても今の会社を辞めてでも調整したいと思うのであれば契約社員とか関係なく片っ端から受けられる会社に応募して、まずその業界に入れるチャンスを手にするべきだとおもいます。
ただ、契約社員というのは正社員とは異なり入社してからある程度の期間での成果を必ず求められるので、期間内に成果を上げられなければ契約打ち切りというのも現実的にあり得ます。(今回のボクの場合も色々ありましたが、これに近いです)
その為、未経験者で契約社員で入ったあと何かしらの成果を会社にもたらすことができるかをシミュレーションしておくことは契約を切られないためには必須だと考えております。
また、よく面接にあたり多少話を盛って経歴を話すというテクニックというか戦略をとられる人もいるかと思いますが、ゲーム業界においてはそれはやめましょう。
上にも書いたように、どの会社も本心では即戦力を求めております。その中で盛った経歴を話してしまうと、それ相応の仕事を任されてしまいます。
ゲーム業界の場合、それが顕著に出てくるため、即戦力として採用したのに使えないとなると試用期間に切られてしまう事態になりかねません。
お互い無駄な時間をしないためにも盛るどころか少し下げて経歴を話したほうが後々働きやすくなるでしょう。
就職活動、転職活動をしていると新しい世界へ飛びこむワクワクや希望などで気持ちがハイになり、少し冷静になって考えればわかるのに無謀なチャレンジをして、結果お祈りをいただき心が折れてしまうケースが多々あります。
そういったことが少しでも少なくなり、最初から最後まで希望に満ち溢れた就職活動、転職活動をするためにもこのポイントだけは理解し、あくまでもだめ元だけどとりあえず受けようくらいの気持ちでチャレンジはしてください。
未経験者でゲーム業界に入るためにやるべきこと
ゲームに関係した語れる成果を持つこと
ゲーム業界とは当たり前ですが、面白いゲームを作ることが仕事の主軸になります。
面白いゲームというのは多くの要素が交じり合って生まれる産物です。
その面白いゲームを作るために必要なスキルを持った人間をゲーム業界は求めております。
その為、ここではゲーム業界で必要になるスキルを挙げていきたいと思います。
⑴プログラミング
ゲームのプログラミングというのは業務アプリなどのプログラミングよりも難易度が高いという人もおります。
その理由が、VR機能の進出や三次元の動きの実装、AIの構築など、ほぼ確実に最新の技術が絡んでくるからです。
その為プログラマー志望の方は最先端の技術を使用したプログラミング経験があると非常に役に立つと思います。
全くの未経験者であれば、ゲームで使用するプログラミング知るということから、LUA、C#、JavaScriptあたりは取っ付きやすく勉強しやすいと思います。
⑵シナリオライティング
ゲームの面白さの一つにシナリオがよかったという点が挙げられます。やはり開発側にはシナリオプランナーと言ったシナリオを考えるプロがおります。
ここで、ゲームのシナリオとアニメや小説、漫画などのシナリオの異なる点を少し記載します。
・ゲームには分岐がある。
・メインイベントとサブイベントがある。
・複数キャラのイベントを書くことがある。
ゲームシナリオの最大の特徴はやはり分岐によるシナリオの変更だと思います。
ゲームのシナリオを少し見せてもらいましたが、分岐毎に何十枚、何百枚というシナリオが組まれていたりもします。
その為、ゲームのシナリオライターを目指している方は実際に簡単なノベルゲームなどでゲームのシナリオを作ってみることをお勧めします。
その中でスクリプティングというゲームを作るうえで必須のスキルを身に着けることもできます。
⑶2Ⅾ・3Ⅾデザイン
デザインに関しては一番イメージしやすい部分だと思います。
ゲームのキャラクターを作ったり、そのキャラクターをモデリングしたりする技術ですね。
デザインにはデッサン能力、2Ⅾデザイン、3Ⅾモデリング、Live2Ⅾ、CGなどがあるようです
この点に関しては、まったく触れてきていない部分なので知らないことの方が多いのですが、
ゲームで使用するパーツなどは最近ではゲームエディターに対応したものを購入することができるのですが、
やはりオリジナルの作品を生み出すにはデザインは超必須スキルになるため、このスキルが一つでも突出していれば、相当ゲーム業界では重宝されるかと思います。
また、更に言えば、納期を守りクオリティの高いものを出せる、筆早のクリエイターさんは相当評価されるのではと思います。
最近だとバーチャルアイドル関連の仕事もゲーム業界で請け負うことがあるため、ゲーム以外の仕事も舞い込むこともあるため、今後もどんどん需要は高まっていくと考えられます。
⑷プランナー
映像業界でいうところの監督や制作進行という感じですね。
ゲーム業界の何でも屋さんです。
主にやるべき仕事は、競合他社の調査、面白いゲームを作るための開発技術陣との打ち合わせ、シナリオ作成(これはプランナーが行うケースもあります)、ゲームの企画書、仕様書作成、宣伝など多岐にわたります。
文字通り、ゲームをプランニングする仕事です。
もう少し細かく言うと、ゲームの戦闘システム、ゲームの世界観などを考えたり、Twitterで宣伝したり、レビューしてくれるメディアを探して記事を依頼したりなどの仕事を行っておりました。
特別突出した能力は必要ありませんが、何が実現できるのか、実現するためにはどんな技術が必要になるのかということを考えられる程度の知識は持っている必要があります。
あとは何といってもコミュニケーション能力です。ゲーム業界で働く方はこう言っては失礼ですが、物静かで自分から進んで話したがる人は多くありません。
その為話さない方たちにも臆せず話しかけ、ゲームを面白くするために必要なことであればどんどん依頼するといった強いメンタリティが大事です。
技術者の方ができないことであればできないと教えてくれるので、そのあたりは気にしないでどんどん頼ることで、プランナーとしての役割を果たすことができると思います。
上記が大きく分けたゲーム業界の必須の業務だと思います。
そしてこの業務に関連した語れる成果を持つことが大事です。
全くの未経験者の方であれば以下のようなことから始めてみることをお勧めします。
・Unity、UnreralEngine4を使用したゲーム制作
・ゲームをたくさんプレイして、そのゲームの分析を書きまくる(評価されるなら数百単位は必要)
・Git(バージョン管理ツール)についての知識を持つこと
一応ボクが使用した良書を挙げておきます。
会社に入ってすぐにはしないほうがいいこと
先輩や上司に意見をすること
ゲーム業界に念願叶い転職できた場合ですが、恐らく未経験者の方がゲーム業界の超大手に転職することは難しいと思うため、ベンチャー系に転職したこと前提に書きます。
まず始めに一般の中堅企業以上の会社から転職した方の場合、社員間の距離が近いことに驚くと思います。
企業によっては少し広い家のような事務所の会社もあります。そういった社員感の距離が近い環境なので、なるべく人間関係は良好な状態を保ちたいと考えると思います。
そう考えたときにしてはいけない行為として、先輩社員や上司に意見をすることはしないほうが得策です。
ベンチャー企業のクリエイターとなると、自信の仕事のやり方や能力に一定のプライドを持っているケースが多いです。その中で未経験者の新人に意見をされるというのはあまり気持ちいいものではないと思います。
あくまで最初は意見ではなく、提案という形で話を投げかけるようにしましょう。
また、研修などはまず無い会社がほとんどの為、学ぶ姿勢を常に持ちましょう。また学んでいるだけではだめで、未経験であっても会社に入ったからには何か会社に対して自分の居る意味、存在価値を出さなければいけないため、最初の1ヵ月はゲーム業界を勉強しないとといった精神ではなく、入った瞬間から何ができるのか、渡された業務の+αを考えて仕事をするようにしましょう。
例えば、ゲームの資料を作ってと言われたら、その資料がどういった場面で使われるのかを考え、見やすくレイアウトしたりなど、細かいところから仕事ができるアピールをすれば、普通の会社のように評価されていくと思います。
上記のようにボクが経験したことを元にゲーム業界について記事を書かせていただきました。
ボク自身1ヵ月程度しかいられなかったため、そこまで詳しいところまでは分かりませんが、
ボクのこの1ヵ月ゲーム業界で働いてみて感じたこと体験したことを少しでも参考にしていただければという思いで書かせていただきました。
また、色々書きましたが、やはりゲーム業界の仕事は色んな大変なことを差し引いても余りあるくらいやりがいのある仕事だと思います。
よく、ゲーム業界は残業だらけでブラックと書かれていますが、あれは半分本当で半分嘘です。
社長や先輩は定時で上がるように指示をしているのですが、ゲーム作りに集中しすぎて社員が自ら残っている場合がほとんどになります。
その為、そこまで就業環境については恐れる必要はないと思います。
現にボクの入った会社の人たちも大体定時には帰宅していますしね。
最後に、ボクはゲーム業界に入って、人間関係で辛いと感じた瞬間はありましたが、仕事自体はとても楽しく、面談で実質解雇を食らうまで辞めるつもりは毛頭ありませんでした。
ただ、現実的には売上に貢献できない社員を置いておく意味は余裕のない会社にはないわけで、やはりボク自身の実力がなかったのが一番の原因の為、社長に対して恨んでいるということもありません。
それが現実と受け入れて今現在転職活動をしております。(後々見たら、今の会社の募集には業界未経歓迎とは書いてありましたが、未経験者歓迎とはありませんでした(笑))
まあ色々悔しい思いをしましたが、それもいい勉強になったと思い頑張りたい思います!
因みにゲーム業界を知るなら、NEW GAMEもいいですが、東京トイボックスがお勧めです。
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